『食』を勉強中。。。

「食」に関する事を勉強していきます。「育児日記」も書きます。

日々試行錯誤

また新しい本を読み始めました。

 

子育てのためのアドラー心理学入門―どうすれば子どもとよい関係を築けるのか

子育てのためのアドラー心理学入門―どうすれば子どもとよい関係を築けるのか

 

ベストセラー『嫌われる勇気』でおなじみの、岸見一郎先生の本。

この方は、心理学者アドラーの著作の翻訳もしておられる、アドラー心理学の第一人者です。哲学も専門です。

NHKの100分de名著でも、アドラーの『人生の意味の心理学』を担当されていました。

 

NHK「100分de名著」ブックス アドラー 人生の意味の心理学―変われない? 変わりたくない?

NHK「100分de名著」ブックス アドラー 人生の意味の心理学―変われない? 変わりたくない?

 

 

岸見一郎先生の本は、アドラー心理学の背景を丁寧に説明しているため、初めて読む方には、文が冗長に感じるような事があるかもしれませんが、アドラー心理学を初めて学ぶ方にこそ、岸見一郎先生の著作はオススメです。

いま、アドラー心理学は大変な流行りですが、簡単に説明しすぎている著作が多い印象です。

アドラー心理学のポイントをいくつかかいつまんだような書籍だと、なぜそういう理論なのか、背景の説明が不十分で、知識の無い読者が、誤った理解をしてしまう恐れがあります。

初心者向けの本は、あくまでダイジェストであると把握した上で、もし興味が持てたなら、後から、背景説明がちゃんとなされた本を読んだ方がいいと思います。

 

さて、今回の本は、子育て中の親にはとても興味深い内容です。

子どもの問題行動などは、子どものどんな意図があるか?

伝統的な、叱る、褒めるといった子育てのどこに問題点があるか?

叱る、褒めるといったやり方よりも、子どもにとってより良い親の接し方について書かれています。

私は、叱る、褒める、という伝統的な子育てを肯定している本もいくつか読んでみた上でこの本を読んでいますが、私にとっては、伝統的子育てからの改善を試みるこの著作の考えの方が頭にすんなり入るようです。

伝統的子育てを肯定した本では、なぜ子どもにそのような接し方をしたらいいかという背景説明が不十分なのです。

昔からこのようなやり方がいいとされてきたというような、そこに何ら問題や改善点が示されていないように感じました。

 

子育てに関わらず、様々なやり方を選択する中で、そのやり方が正しいと信じて疑わないのは、本当に危険なことだと思います。

時代の変遷と共に、改善点や変更点が無いかどうかを、日々試行錯誤していくことが大事だということを、この著作を通じて感じた次第です。